何にも良い事ねぇ

三十路を歩き出して、それほど経ってはいない。
分かったのは、どうしようもない自分の駄目さ。

まぁ、いいや。

面倒くさがりな自分が言う。

出来れば、早く楽になりたい。

ブラック企業で、サー残と薄給に心身共に擦り減らして生きている。
ぼっちで、コミュニケーション嫌い。

女には見向きもされない。頭髪も薄くなって来た。

別に、キレイな言葉で、無理に締めくくりたくはない。

せめて、ここでは嘘の無い自分でいたいのだ。